今日のビールは、二子玉川発のクラフトビールを手がける、ふたこビールの「ウナネペールラガー(UPL)」です。
見た目はやや濁りのある濃いめのゴールドです。ホップの香りはやや控えめ。
飲むとしっかりとホップの苦味が舌に感じられました。炭酸もやや強めです。そして、ラガービールっぽく、後味にキレがありました。
名前のUPLには少し説明が必要ですね。
まず、ビールにはたくさんの種類があり、これをビアスタイルといいます。普段よく飲まれている、スーパードライや一番搾り、プレムアムモルツ、黒ラベルなどは、「ピルスナー」というビアスタイルです。
それ以外にもたくさんあるビアスタイルの中に、「インディア・ペールエール」というスタイルがあります。ホップをたくさん使い、ホップ由来の香りと苦味が強くでているビアスタイルです。インディア、という名前は、イギリス植民地時代にイギリス本国からインドに運ぶビールが腐らないよう、防腐効果のあるホップを大量に投入したことに由来します。
インディア・ペールエールは、エールという種類に属します。ビールはざっくりと言えば、使っている酵母の種類により、「エール」と「ラガー」に分類されます(正確にはこれ以外もあります)。
インディア・ペールエールを、ラガー酵母を使って作ったので、インディア・ペールラガー(IPL)と銘打っています。埼玉県川越市にあるブルワリー、コエドビールの「伽羅 〜Kyara」も同じです。
コエドビール(COEDO)の「伽羅 〜Kyara」。ホップの香りと苦味 [麦酒日誌 No.9] | kdsk.jp
で、このウナネペールラガーのウナネとは、二子玉川の地名、「宇奈根」のことです。宇奈根はちょっと駅から離れています。
二子玉川の奥座敷・宇奈根まで届くよう、愛とホップを込めて。
(公式サイトより引用)
ということで、ウナネ・ペールラガー(UPL)と名付けたそうです。面白いですね。
ウナネペールラガー(UPL)
原産国 :日本
アルコール度数 :5.5%
原材料 :麦芽、ホップ
購入した場所 :イオンスタイル碑文谷
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