青春18切符の旅 〜東京から伊勢へ〜

広告

2021年の年末休みは、JRの青春18切符を使った旅をしてきました。初日は東京から伊勢への旅です。

各駅停車を乗り継ぎ、東京から伊勢へ

青春18切符を知らない方のためにおさらいすると、全国のJR線の普通列車が、1日2410円で乗り放題になる切符です。特急には乗れないので時間はかかりますが、安くて遠くまで行くときにお得な切符です。

私はこの切符の旅が好きで、これまでも何回か旅しています。新幹線や飛行機ではすっ飛ばしてしまう途中途中の土地を感じることができるし、長い道中にいろいろなことを考えたり、本を読んだり、うたた寝したりすることが、贅沢な時間の使い方だと思います

さて、今回の起点は東京駅です。

いつもは混雑している東京駅も、早朝とあって、ガラガラ。

4時49分東京発の山手線で、品川に向かいます。

山手線の中は、昨日仕事納めで朝まで呑んでました感の溢れる人達が結構乗ってました。

品川で乗り換え、5:10発の東海道線で小田原へ向かいます。

途中、根府川駅手前で海が見えてきました。夜も少しずつあけてきました。

小田原で6:22発の熱海行きに乗り換えます。
そして、熱海では6:49発の浜松行きへ。ちなみに、熱海からが静岡県です。この辺になると、同じような乗り継ぎをする人たちが多く、席の争奪戦のために階段を走ります。

途中、富士駅近辺では車窓から、どーんと富士山。

この浜松までの区間が長い!浜松に着いたのは2時間半後の9:18。

ここから向かいのホームで待っている9:23発の豊橋行きへ乗り換え、といきたいところでしたが、同じような乗り継ぎできている人がさらに増え、席は座れず、車両は混み合っていました。休日に混雑した電車には乗りたくないので、一本待って、9:43発の新快速大垣行きへ。

これが良く、車両は2人用シートで、人も多くなく、しかも名古屋まで乗り換えなしなので、ゆったりと座って名古屋に向かいました。

名古屋着は、11:12。

名古屋駅の有人改札は長い列ができていました。青春18切符は有人改札しか通れないので、外に出るのは諦めました。

名古屋からは、快速みえ。

20分前から自由席に並んで座ることができました。結構混んでいて、多くの人が立っていました。

なお、快速みえは途中で伊勢鉄道を通るため、青春18切符の場合は、この期間分の精算520円が必要です。途中で車掌さんが巡回にくるので、そこで支払いします。

混雑した社内の人がみんな伊勢神宮に行くのかと心配でしてたが、途中、四日市や津、松阪などの駅でパラパラと降りていき、伊勢市に着く頃には空席もありました。

途中にある、津。一文字の看板、初めて見ました。

13:07伊勢市駅着。

ここまでの長旅で、お腹はペコペコです。ランチは伊勢うどんの山口屋へ。人気のようで、30分ほど待ちました。

店内には有名人のサインがズラリ。

松阪牛入りの伊勢うどん。伊勢うどんの特徴は、麺が太くて柔らかいところです。同じうどんでもコシのある讃岐うどんとはそこが異なり、また違った美味しさがあります。

ランチ後は一度伊勢市駅に戻り、コインロッカーにスーツケースを預けて身軽に。

はじめての伊勢神宮

まずは外宮に向けて出発。

外宮まで向かう道の途中、伊勢の有名クラフトビール、伊勢角屋麦酒外宮前店があります。

伊勢角屋麦酒の各種生ビールが飲めるほか、瓶ビールも販売しています。

さて、いよいよ外宮です。

伊勢神宮には外宮と内宮があり、片方だけをお詣りするのは、「片まいり」と呼ばれて良くないとされています。そして、順番は外宮、内宮の順に巡ります。

外宮の正宮が見えてきました。門から先は撮影禁止なので外観だけ撮影。

伊勢神宮にきて印象深かったのは、その建物。唯一神明造と呼ばれ、日本古来の建築様式だそうです。昔ながらの佇まいで、とても質素。それが故に、あらたかな感じがします。

ここからは、内宮へ移動。歩くと50分くらい、バスで10〜15分くらいとのこと。さっき見た時に長い列だったバス停にはすでに人がおらず、どうやらバスは行ったばかりのよう。なので、タクシーで移動しました。運のいいことに、タクシーの運転手さんが、伊勢神宮について色々と教えてくれました。

内宮につくと、入り口には五十鈴川にかかる宇治橋。外宮の入り口の橋は左側通行だったのに対して、ここは右側通行です。

橋をぬけると鳥居。

内宮には、いたるところに巨木があります。ときの長さを感じます。

正宮の入り口。ここから先は撮影禁止です。

正宮では、この一年間に感謝してきまきた。

おはらい町で、伊勢角屋麦酒

内宮から外に出ると、たくさんの飲食店やお土産屋が立ち並ぶ、おはらい町があります。

街の建物は、伊勢特有の切妻・妻入り様式で、スタバもこんな感じです。

おはらい町を歩いていくと、ありました。お目当ての、伊勢角屋麦酒内宮店。

あとは帰るだけなので、待ちに待った一杯。コーヒーエールを頂きました。

さて、ビールを飲んでいき気分になりながら再び歩いていくと、おかげ横丁に着きました。江戸時代にタイムスリップしたような街並みです。

おはらい町は17:00を過ぎると多くの店が閉店します。このタイミングで内宮まで戻り、バスで伊勢市駅へ。

夕飯、そしてゲストハウスへ

ここから夕食のお店探し。伊勢市駅付近のお店はどこもはなかなか混み合っていていました。いくつかのお店が満席で入れなかった後、こちらのお店にタイミングよく滑り込みました。

鈴木水産 外宮参道店 – 伊勢市/魚介料理・海鮮料理 | 食べログ

伊勢角屋麦酒のペールエール。普通の居酒屋で地元のクラフトビールが飲める、というのは、理想的な姿だと思います。

お刺身盛り合わせ。

まだ時間は20時。ということで、二軒目はこちらのお店へ。三重の日本酒を頂きました。

【日本酒バル 蔵 】三重県伊勢市 三重の地酒が楽しめるバル

いい感じに酔ったところで、本日のお宿へ。今日の宿は、伊勢のゲストハウス、風見荘です。

<新築>伊勢のゲストハウス 風見荘

一階はフリースペースになっています。

2階には男女兼用ドミトリー。今日の寝床です。ちなみに、ここ以外に、女性専用ドミトリーもあります。

実は、ドミトリーに泊まったのは始めてでした。周りが気になるかと思いましたが、とても快適に寝られました。

朝3時半に起きた長ーい1日はここで終了。明日は伊勢から北上して木曽福島に向かいます。