ツナゲルアカデミーのカウンセリング・コーチング部でお勉強をしてきました。教えてくれたのは、全米NLP協会認定NLPトレーナーNLPコーチの西村純一さんです。
感じ方は千差万別
五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)のうち、どの感覚を主に使うかは人によって異なるそうです。主に以下の3つのタイプに分かれるそうです。
・視覚優位
・聴覚優位
・体感覚優位
勉強を例にすると、視覚優位の人は、文字や映像などの視覚から入ってくる情報を使って学びます。聴覚優位の人は、先生の話などの聴覚から入ってくる情報を使って学びます。体感覚優位の人は、書いたり実際にやってみたときの感覚など、体感覚から入ってくる情報を使って学びます。
人によって、感覚のどこを重視しているかが異なるのだということを知っていることが大切です。例えば、聴覚優位な人に対して、図で説明してもあまり効果がありません。
また、同じ言葉に対する受け取り方も違ってきます。これは実際に勉強会の中で実験してみました。参加者全員に「南の島をイメージしてください」と指示します。すると、視覚優位の人は、南国の海や植物などの風景をイメージしました。聴覚優位の人は、波の音や風の音をイメージしました。体感優位の人は、日光で肌が熱くなる感覚をイメージしました。「南の島」というものに対して、人によってここまでイメージすることが異なることが分かりました。コミュニケーションにおいてこういうことを意識していると、コミュニケーションギャップが生まれたときにも対処しやすくなると思います。
信頼関係を築くのは言葉だけじゃない
NLPの「ラポール」という考え方を学びました。ラポールとは、互いに信頼し、受け入れている状態のことです。例えば、こちらの話を上の空で聞いていたり、いかにも興味なさそうな反応をしているひとに対しては、心を開いて話そうとは思いませんよね。これは信頼関係が築けていない状態です。
ラポールを築く1つのテクニックとして、ペーシングというものを学びました。相手の話すペースや、呼吸のペース、感情の状態にこちらも合わせるというものです。確かに、こちらは話すペースがゆっくりなのに、相手が猛スピードで話してきたら、少し抵抗感を感じてしまいます。ペースをあわせることで、安心感がうまれ、心を開いて話すことができるようになります。
まとめ
私はどちらかというと口下手です。会話に苦手意識があるがゆえに、コミュニケーションにおいても、何を喋ればいいかといった、話す内容や言葉に意識が向いていました。でも、大切なのは言葉だけではない、ということがわかったことが大きな収穫でした。