相手がどう思うかは相手の課題 〜アドラー心理学の課題の分離を逆体験しました

相手の反応が良くない。不機嫌そうに見える。気に触ることを言ってしまったのか。こないだのあの件を怒っているのか。などなど、相手の反応に対して、色々と詮索し、不安になってしまうことがあります。

でも、そんな事は気にする事ないのだということを、逆の立場で感じました。

私はなぜ不機嫌そうに見えたのか

先日から頼まれていた仕事がありました。期限はまだ先なのですが、もう概ね終わらせていました。しかし、今日になって相手が依頼した内容が間違っていた事がわかり、大半やり直しになってしまいました。

期限はまだ先なので、今からでも間に合いそうでしたので了解しました。相手は謝罪しましたが、その謝罪に対しての私の反応は少し素っ気ないものでした。もしかすると不機嫌そうに写ったかもしれません。相手は私の反応をみて、さらに申し訳なさそうな顔になりました。

なぜ、私の返事は素っ気なかったのでしょうか。

今までの作業が無駄になったことを怒っていた?

相手の頼み方が気に入らなかった?

相手の謝罪の仕方が気に入らなかった?

そもそも相手のことが嫌いだった?

どれも違います。

私は別に何も気にしていませんでした。まだまだ期限も先ですし、そこまで大変な作業ではありません。相手のことも信頼しています。

私はただ、猛烈におなかが空いていて、フラフラだったのです。相手の謝罪に反応する余裕もなかったのです。

昼ごはんを食べる時間のないまま午後の会議に突入し、さらに会議が長引き、時間はもう夕方4時。その話が出たのはそんな時でした。相手の謝罪に対して「いやー、大丈夫ですよー」と笑って答えるだけの力が湧いてこないほど、空腹だったのです。

それは相手の問題です

相手の反応の理由なんて、こんなもんです。自分の言葉や行動に対して、相手がどう思い、どう反応するかは相手の問題です。アドラー心理学で言うところの、課題の分離です。

今日は、そのことを逆の立場から実感しました。

相手の方、私が機嫌を損ねたと不安になっていたらすみません。お腹がすいてただけなんです。

この記事を書いた人

こばだい