IBUという単語をご存知でしょうか。
ビールに関する用語で、店によってはメニューにビールのIBUを記載しているところもあります。ボトルビールや缶ビールにも表示されていることもあります。今回はIBUのお話しです。
ビールの苦味成分量を表す単位
IBUとは、International Bitterness Unitの略で、そのビールに苦味成分がどれくらい入っているかを示す単位です。そのビールがどれくらい苦いのかを知る、1つの目安になります。
一般的なピルスナータイプのビールはIBUは、25〜45くらい(*1)です。一方、苦さが売りのIPAのようなビールだと50〜70くらい(*2)ですが、ものによっては100とかいうものもあります。
例えばブリュードックのジャックハマーのIBUは100です。
ブリュードックの「ジャックハマー(Jack Hammer)」。IPA好きに是非飲んで欲しい一本 | kdsk.jp
注意が必要なのは「苦さの単位」ではないということです。あくまで苦味成分量なので、甘み成分など、他の要素によって感じる苦さはかわってきます。コーヒーで例えるなら、コーヒー自体に含まれる苦味成分量は同じでも、砂糖を入れたかどうかで味は変わってきますよね。なので、必ずしもIBUが高いほど苦いわけではないのですが、苦さの目安としてはとても便利な単位です。
ちなみに、ビールの苦味成分はホップがもたらします。下の写真がホップです。
ビールの苦味が好きな方も嫌いな方も、IBUを手がかりにして、好きなビールを見つけてみてみて下さい。
(注釈)
*1 日本地ビール協会 ビアスタイルガイドライン 1601 ジャーマンスタイルピルスナーおよびボヘミアスタイルピルスナーのIBU値を参考
*2 日本地ビール協会 ビアスタイルガイドライン 1601 アメリカンスタイル・インディア・ペールエールのIBU値を参考
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