横浜市の京浜急行生麦駅にあるキリンビール横浜工場では、ビール工場の見学ができます。しかも、工場見学後には作りたてビールが無料で3杯頂けます。
麦汁、飲んだことありますか?
まず最初のコーナーでは、ビールの原料について学びます。ビールの主な原料は、麦芽、ホップ、酵母、水の4つです。ここではこのうち、麦芽とホップの実物を手にすることができます。
まずは麦芽です。大麦を発芽させたものです。大麦には主に六条大麦と二条大麦がありますが、ビールには基本的に二条大麦が使われます。
そしてホップ。アサ科の植物で、カラハナソウとも呼ばれています。ビールに香りや苦味、泡立ちをもたらす、ビールになくてはならない原料です。
次はいよいよ工場の中を見学します。いきなりどーんと、タンク。めちゃくちゃに大きいですね。
しかも、タンクの中のイメージ映像を映し出すという演出まであります。さすが大手です。
見学はビールの製造工程に沿って進んでいきます。製造工程についての説明も書かれています。
糖化とは、麦芽をお粥状にして、麦芽のデンプンを糖に変える工程です。それをろ過することで、麦汁ができます。
個人的には、どちらがどうのということよりも、「麦汁は甘いもの」というところを是非お知らせしたいです。ビールは「麦酒」ともいうように麦から作るお酒ですが、麦から作った麦汁は甘いんです。でも、甘いだけでは人は飽きてしまうので、ハーブ類を入れるようになり、それがホップに定着しました。ビールにかぎらず、甘いだけでは飽き足らない、ていうところが人間の性質なんだなぁと思います。「ストレスは人生のスパイス」である、なんて言葉も思い浮かびます。
麦汁に含まれる糖を、酵母がアルコールと炭酸ガスに分解します。
作りたて一番搾りが三杯無料
工場見学はここまでで、お待ちかねのビールタイム。3杯まで無料で飲むことができます。
無料で見学できる上に、ビール三杯も飲めるとは、何とお得。癖になりそうです。