麦酒大学 〜 ビール注ぎ分け専門店。注ぎ方でビールはここまで違う!〜

JR中野駅南口にあるレンガ坂は、個性的な飲食店が建ち並ぶ魅力的な通りです。その一角にある「麦酒大学」は、世にも珍しい、キリンラガービールの注ぎ分け専門店です。

ビールの注ぎ分けって何?

と思いますよね。同じビールでも注ぎ方によって全く違う味を楽しむことができるんです。

中野駅南口から徒歩2分

中野駅南口から改札を背にして、右手にあるレンガ坂。レンガ坂の入り口を入ってすぐ左手に、その店はあります。

店舗は階段を上がった二階と三階にあります。今回は二階にお邪魔しました。カウンター9席と、立ち飲みテーブルがふたつありました。

目をひくのは壁一面に広がる黒板です。まさに大学のようです。黒板を読んでいるだけでも勉強になります。

ビールの注ぎ分けとは

このお店で主に使われるのは2つの異なる種類のビアサーバーです。1つは現代のサーバーで、もう1つは昭和初期のサーバーです。この2つを駆使することで、さまざまな注ぎ方でビールを注ぎます。

まずは麦酒大学注ぎ。現代のサーバーを使います。

はじめにビールを注ぎ

泡を注ぎます

出来上がり。泡がとても細かくてクリーミーです。

グラスには、エンジェルリングと呼ばれる泡の輪がくっきりと残ります。

クリーミーで優しい泡の口当たり。その下にはっきりと炭酸が感じられるビールです。

次に注文したのは、三度注ぎ。今度は昭和初期のサーバーを使います。1度目は高い位置からビールを注ぐことで泡立てます。

泡泡になります。

時間をおき、泡がひいたら2度目を注ぎます。また時間をおいて3度目を注ぐと、泡のこんもりとしたビールが出来上がります。

グラスの縁からこんなに盛り上がっています

三度注ぎで注いだビールは、とてもマイルドで苦味も少ないので、ビールの苦味が苦手な方にもオススメです。麦酒大学注ぎも、三度注ぎも、ビールは同じキリンラガービールです。でも、注ぎ方でこんなにも味が違うから驚きです。「注ぎ方専門店」とは、こういうことだったんですね。

他にも、色々な注ぎ分けができます。

泡だけのビール、ミルコ。こんなビールはじめて見ました。メレンゲのような食感で、癖になるビールです。

こんなのもあります。キリンラガービールに、一番搾りスタウトの泡をのせたもの。スタウトのような、ローストした香りがしますが、飲むとスッキリとしたラガービール。

フードもあります

前菜

串焼き

ホップの入ったビアフライトソーセージ

店主(学長)はとてもビールに精通した方で、話を聞くだけでもとても勉強になります。知らないことだらけで、目から鱗でした。

色々な注ぎ分けについて書いて来ましたが、そもそものビール自体、管理がしっかりとされていて、どの注ぎ方でもとても美味しいです。ビールのことに詳しくない方でも、是非1度飲みに行ってみて下さい。

麦酒大学


住所
東京都中野区中野3-34-23 辻ビル2F
電話番号
03-4291-8571
営業時間
17-24時
定休日
日曜

この記事を書いた人

こばだい