どうしてこんなこともできないの? 相手への怒りは「自己否定のサイン」であり「自己肯定のチャンス」

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相手への怒りはいろいろな種類がありますが、今回題材にしたいのは、「何でこんなこともできないんだ!」「何でこんなことも分からないんだ!」という、相手の能力に対する怒りです。

「どうしてこんなこともできないの?」は自己否定のサイン

全然難しくないことなのに、ちゃんとできなかったり、理解できない相手に対してイライラした感情が湧いてくることがあります。

なんでこんなこともできないのだろう
どうしてこれが分からないのだろう
普通に考えれば分かることではないか

という具合です。

でも、こういうイライラは、実は自己否定のサインかもしれません。

なぜなら「どうしてこんなこともできないのだろう」とイライラするということは、自分にとっては至極簡単にできることだからです。簡単にできるはずのことを相手ができないからイライラが湧いてくるわけです。

でも、それって実は、簡単にできる自分が凄いんじゃないですか?

そう言われると、全力で否定したくなりますよね。「いやいや、私が凄いんじゃないって。こんな簡単なことなんだ」

自分のことを凄い人だなんて微塵も思っていないし、むしろ自分にはたいした能力はないと思っている。そんなたいしたことない自分が簡単にできるような、たいしたことないことすらできない相手だから、イライラするのではないでしょうか。前提が、「自分にはたいした能力はない」になっていませんか。

こんなことができる自分は凄い

自分の凄いところは自分ではなかなか気がつきずらいです。当たり前にできてしまうので、凄いということに気がつきません。

相手にできないことができる。そんな自分は、凄いんです。

相手にイライラして神経をすり減らすのはもったいないです。むしろイライラが襲ってきたら、自分は凄いんだっていうことに気付けるチャンスです。

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