木村聡子さん著「あなたの1日は27時間になる」。自分だけの3時間を作り、豊かに生きよう

広告

木村聡子さん著「あなたの1日は27時間になる」を読みました。1日の中に自分のやりたいことができる3時間を作りだし、豊かに生きていくための考え方とやり方が紹介されています。残業がすっかり癖になり、平日は仕事しかできてない私にぴったりの本でした。

仕事は無限にある

やりたいことをやる3時間を作り出すためには、残業をなくす必要があります。そのためにも、残業に対する考え方を変える必要があります。

そもそも仕事において、やるべきことが全てなくなるということはありません。わたしもこれまで、「自分のチームにやるべきことが何もない」という状況になったことはありません。だから、一生懸命残業して1つの仕事を終わらせても、終われば次の仕事が待っています。

また、2-8の法則というのも聞いたことがあります。仕事の8割を終わらすことは2割の時間でできるが、残り2割の仕事を終わらすためには8割の時間がかかる、というものです。どこかで自分なりの終わりを設定しないと、仕事は永遠におわりません。つまり、「終電まで残業する」と決めるから、結果として終電まで仕事があるのです。

私も昔から、「一生懸命やるとは、寝る時間以外は仕事するくらいやることだ」という考えがありました。また、そうしないと、「忙しいのに働いてないやつ」と見られることへの恐れもありました。その結果、常に深夜まで残業することとなりました。思えば、その日に終わらせる必要のない仕事や、人に任せられる仕事もやっていました。

残業をやめると決め、定時までに本当に終わらせなければならない仕事は何なのか、に意識を向けることで、仕事の優先順位と重要度を意識した生産性の高い仕事をするようにしたいと思います。

「理想の1日」をデザインする

理想的な1日を具体的にイメージし、可視化してから1日をスタートさせることが重要だといいます。そして、この中にはプライベートの予定も入れると書かれています。

私はこれまで、1日中やることに終われ、気がつけば夜になり、充実感も達成感もないまま1日が終わっていました。そして、プライベートなことは平日は一切せず、週末になるのを待ち望む日々を過ごしていました。

「こんな1日を過ごせれば理想的で充実感も得られる」という1日をデザインし、それを実行することで、1日の終わり充実感を味わいながら寝ることができそうです。

月単位→週単位のスケジュールで仕事を俯瞰する

まず自分のもっている仕事をすべて書き出し、それに優先順位をつけていきます。優先順位に従って締め切りを設定します。この時、本当の締め切りよりも前倒しで設定します。

これをマンスリーダイアリー(月単位)に書き込んでいきます。そして毎日日曜日夜に、それを見ながらウィークリーダイアリー(週単位)に予定を書き込んでいきます。これにより、仕事を週単位、月単位で俯瞰してみることができるといいます。

私の場合、ウィークリーダイアリーには、会議のように時間の決まったものしか書き込んでいませんでした。やらなければならない仕事は全て手帳に書き出してはいましたが、それを具体的にいつやるかを定めずに片っ端から実行していました。当然1日では終わらないので、夜遅くまで残業し、帰る時には「まだ仕事が残っている」というスッキリしない感覚を抱えたままでした。その日やるべきことの全容を把握し、それを終わらせて帰ることでスッキリとした気持ちで帰ることができそうです。

まとめ

社会人生活を十数年過ごしてきましたが、その間ずっと仕事だけの生活でした。毎日夜遅くまで働き、土日はそれを癒すためだけの時間。そういう生活を送っていた結果、仕事も私生活も行き詰まってしまいました。

そんな生活を改め、仕事外の世界と関わるようなったのが一年前。土日にセミナーやボランティアや習い事など色々と受けているうちに、仕事外の世界を持つことの楽しさと重要さを痛感しました。

一方で、平日は相変わらず仕事だけの生活です。月曜日から、早く週末になってやりたいことをやりたいと待ち望んでいます。

平日にも仕事以外にやりたいことができれば、より充実した毎日を過ごすことができるとおもいます。この本を実践することで、そんな毎日を過ごしたいと思います。