横浜大さん橋ホールで開催されたビールイベント、ジャパンブルーワーズカップ2016(Japan Brewers Cup 2016)。ビアフェスティバルが開催される前の、午前中に行われるビール審査会を見学してきました。ビール審査会を見学したのは初めての経験でした。
(全体レポートは以下)
◎過去ログ:ビール好きにお勧め!ジャパンブリュワーズカップ2016参加レポ
ジャパンブルワーズカップは、日本全国からブルワリーが集まり、190種類ものクラフトビールが飲めるビールイベントです。オクトーバーフェストなどのビールイベントと比べた特徴は、ただのフェスティバルだけではなく、多くのビールの中からその年の優れたビールを審査し、「ジャパンブルワーズカップ」として表彰する点です。
そして、面白いことに、一般の人でもその審査会の様子を見学することができます。
ビール審査会ってどんなものなんでしょうか。レポートします。
▼入り口にはビアフェスのポスター。でも、、向かう人がいない、、、 。ちょっと不安
おそるおそる、「審査会が見学できると聞いたのですが・・・」と聞くと、会場奥の仕切りの向こうで開催中とのこと。安心しました。
会場奥に進むと、ずらっと審査員の方が並んでいました。
テーブルの上には5−6種類のビールが並べられていいます。
テーブルの真ん中に何か置かれていますが、おそらくクラッカーとかパンとかかなと。たくさんのビールをテイスティングするときは、ビールの味をクリアするために、水の他にクラッカーやパンなどを食べると聞いたことがあります。
公式サイトによると
審査は、ノーディスカッション・完全順位制で進行していきます。1つのテーブルに5-6つのビールがブラインドで並べられ、そのビールを「アロマ」「ボディ」「フレーバー」「ドリンカビリティ」などを踏まえ、造り手にしか解らないような細かい部分も含めて『ブルワー目線で、そのビールが技術的に優れていて、且つJAPAN BREWERS CUPとして表彰するに値するか』という基準で1-6位までの順位を付けていきます。
http://japanbrewerscup.jp/judge.html
アロマは、香り
ボディは、甘みやコク
フレーバーは、味
ドリンカビリティは、飲み続けやすいか
審査会というと硬いイメージがありますが、審査員の方々は随分ラフな格好。若い人が多い印象。「休日に、道行く人たちに声をかけて集めてきました」と言われても納得してしまいそう。
ですが、これらの審査員の方は、みなさんブルワー(ビール職人)の方々。格好はラフですが、真剣に審査していました。ちなみに、見ている限り、ビールは吐き出さずに飲んでますね。
見学者はブルワリー関係者の方々が多かったですが、私たちのような一般見学者もちらほらといました。浮きませんので、大丈夫です。むしろ最前列で見学してきました。ただ、真剣な審査の場ですので、静かに見学します。まだビールはおあずけ。
審査会自体は一時間半にわたって行われますが、半分くらい過ぎたところから途中見学できました。
なお、審査会自体では、順位発表はありません。黙々と審査が行われます。発表は午後のフェスティバル後半で行われました。
この日はIPA部門。栄えある第一位は、、、
山梨にあるOutsider Brewingの、エニグマIPA!
おめでとうございます!
最後にひとこと
そのうち見学者としてじゃなくて、審査する方になってみたいなーと思いました。醸造家になりたいということではなく、ビールが審査できるようになりたいなと。そのためにも、ビールをたくさん飲むぞ。